本ページではRedmineを使用するための環境構築手順を
以下の内容で説明します。
1. Redmine のダウンロード
2. Redmine のインストール
3. MySQL の設定
4. Session の秘密鍵の作成
5. テーブルの作成
6. デフォルトデータをデータベースに登録
7. WEBrickによるwebサーバを起動
以下のURLへアクセスする。
ダウンロードが完了したら、Redmineのインストールの前に
Redmine1.4.0以降では、Redmineはgemの依存関係を管理するために Bundler を使用しているので
まずはBundlerをインストールします。
gem install bundler
コマンドプロンプトを開いて下さい。
コマンドプロンプトに「gem install bundler」を入力して「改行」キーを押下して下さい。
Bundlerのインストールが完了すると上記のような画面が表示されます。
bundle install --without development test rmagick
解凍が完了したら、コマンドプロンプトを開いて下さい。
コマンドプロンプトを開いたら、redmineを解凍したフォルダに移動して下さい。
移動が完了したら、コマンドプロンプトに「bundle install --without development test rmagick」と
入力した後「改行」キーを押下して下さい。
※ImageMagickが入っていない環境のためrmagickをインストールから除外している。
mysql -u root -p
次にRedmineのデータベースとして使用するMySQLの設定を行います。
まずはコマンドプロンプトからMySqlへ接続します。
コマンドプロンプトを開いて、Xamppの入っているフォルダの中に「mysql」フォルダがあります。
その中の「bin」フォルダに移動して下さい。
ここでプロンプトに「mysql -u root -p」と入力して「改行」キーを押下して下さい。
そうすると上記画面のように、パスワードを聞いてきます。
「root」に設定したパスワードを入力して「改行」キーを押下して下さい。
※Xamppを使用したMySQLの「root」設定方法については、こちらを参照して下さい。
※入力前にXamppのControl PanelからMySQLを起動しておいて下さい。
create database redmine character set utf8; create user 'redmine'@'localhost' identified by 'my_password'; grant all privileges on redmine.* to 'redmine'@'localhost';
接続が完了したら、MySQLにRedmineで使用する
データベース、ユーザーの作成及び作成したユーザーの権限の設定を行います。
create database redmine character set utf8;
コマンドプロンプトに上記コマンドを入力して「改行キー」を押下して下さい。
ここでは、データベース名「redmine」で使用文字コードは「utf-8」を設定するとしています。
上記画像のように表示されデータベースの作成が完了します。
create user 'redmine'@'localhost' identified by 'my_password';
コマンドプロンプトに上記コマンド(注)を入力して「改行キー」を押下して下さい。
ここでは、ユーザー名「redmine」対になるHost名「localhost」パスワード「my_password」としています。
(注)my_passwordは任意の好きな文字列を入力して下さい。
上記画像のように表示されユーザー登録が完了します。
grant all privileges on redmine.* to 'redmine'@'localhost';
コマンドプロンプトに上記コマンドを入力して「改行キー」を押下して下さい。
ここでは、作成したユーザーにデータベース「redmine」の配下にあるテーブルに対して全ての権限を与えるとしています。
上記画像のように表示され権限の設定が完了します。
次に「Redmine」のフォルダの中の「config」フォルダを開いて下さい。
次に「config」のフォルダの中に「database.yml.example 」ファイルがあります。
このファイルを同じ場所にコピーしてファイル名を「database.yml」として下さい。
production: adapter: mysql2 database: redmine host: localhost username: redmine password: my_password
「database.yml」ファイルをエディタ等で開いて、productionの箇所を上記のように修正して下さい。
補足:Ruby 1.8またはjrubyを使用する場合は、adapterは「mysql」とすること。
※passwordは先ほどMySQLのところで設定したパスワードを指定すること
次にSession の秘密鍵の作成をしますが、この前にmysql2のパッケージをインストールする必要があります。
gem install mysql2
コマンドプロンプトを開いて上記コマンドを入力して「改行」キーを押下して下さい。
インストールが完了したら、上記の画面のように表示されます。
この中で注意書きがされています。
指定URLからファイルをダウンロードしてその中から「lib\libmysql.dll」を取り出して
Rubyのインストールフォルダの中の「bin」フォルダの下に入れるよう指示しています。
ダウンロードが完了したら、任意の場所に解凍して、その中の「lib」フォルダの中にある「libmysql.dll」をコピーして下さい。
更にコピーしたファイルをRubyのインストールフォルダの中の「bin」の中に貼り付けて下さい。
rake generate_secret_token
次に、コマンドプロンプトを開いてRedmineのフォルダに移動して下さい。
移動が完了したら上記のコマンドを入力して「改行」キーを押下して下さい。
補足:Redmine 2.x系は上記コマンド、1.4.xの場合は「rake generate_session_store」です。
完了したら、上記画面のようにエラー等出ずに処理は終了します。
コマンドプロンプトはこのまま開いておきます。
rake db:migrate RAILS_ENV="production"
次に、テーブルの作成をします。コマンドプロンプトはRedmineのフォルダのままです。
上記のコマンドを入力して「改行」キーを押下して下さい。
補足:Redmine 2.x系は上記コマンド、1.4.xの場合は「rake generate_session_store」です。
完了したら、上記画面のようにエラー等出ずに処理は終了します。
コマンドプロンプトはこのまま開いておきます。
rake redmine:load_default_data RAILS_ENV="production"
次に、デフォルトデータをデータベースに登録します。コマンドプロンプトはRedmineのフォルダのままです。
上記のコマンドを入力して「改行」キーを押下して下さい。
途中で、言語選択聞いてくるので「ja」を入力して「改行」キーを押下する。
完了したら、上記画面のようにエラー等出ずに処理は終了します。
コマンドプロンプトはこのまま開いておきます。
ruby script/rails server webrick -e production
Redmineのインストールはここまでで完了です。
ここでRedmineが正常にインストールされているかテストします。コマンドプロンプトはRedmineのフォルダのままです。
WEBrickによるwebサーバを起動するために上記のコマンドを入力して「改行」キーを押下して下さい。
補足:Redmine 2.x系は上記コマンド、1.4.xの場合は「ruby script/server webrick -e production」です。
起動すると上記画面のように表示され、エラー等は出ていないことを確認する。
以下のURLへアクセスする。
補足:hostsファイルに「localhost」の設定がない場合は、http://127.0.0.1:3000でアクセスします。
以上で、Redmine のインストール作業は完了しました。
お疲れ様でした。